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憧れの水冷クーラー搭載!最高峰モデル、HP ENVY Phoenix 810-290jp

6月に開催されたリンクシェア・フェア 2014に参加してきました。お目当てはHP(ヒューレット・パッカード)のブースに展示されているENVY Phoenix 810-290jpです。最高峰デスクトップPCである、ENVY Phoenix 810シリーズの夏モデル!!レビュー時点ではラインナップの中でCore i7-4960X Extreme Editionが搭載できる唯一のモデルです。(2014年7月執筆)

ENVY Phoenix 810-290jpは、Ivy Bridge-E設計でインテル X79 Express チップセットを採用したマシン。Ivy Bridgeがベースなので基本設計はHaswellの1世代前ですが、「Ivy Bridge-E」に刷新されたものであり、インテルのブランディングでは最上級という扱いです。

レッドイルミネーションがハイスペックを望むマニアユーザーの心を掴んでいます。水冷CPUクーラー搭載なので、長時間のゲームプレイや動画編集作業に安心なハイエンド機。真夏の猛暑なか、空冷式のファンでは回転数が上がって騒音ですが、水冷式は高負荷が続いても安定した冷却能力と動作音です。

ENVY Phoenix 810-290jpのレビューは後ほど紹介するとして、まずは、リンクシェア・フェア 2014のHPブースに展示してある製品を拝見してみましょう。

リンクシェア・フェア 2014のHPブース

当サイトはリンクシェアという「アフィリエイト・サービス・プロバイダー」と提携することでHPを紹介しています。リンクシェア・フェアでは契約広告主が集まり、各商品を展示してくれます。

HPの最大ライバル、DELLさんもブースを構えています。PC関連だけでなく、多種多様な業界が一同に集まったイベントです。レビュー兄さんはPC関連しか回りませんが、スタッフと会話でき貴重な情報収集源のひとつとなっています。

また、横並びに同社製品を比較できる機会でもあります。では、HPブースにて展示されていた商品をざくっとチェックしていきます。

HP EliteBook Revolve 810 G2

法人モデルですが、HP EliteBook Revolve 810 G2という11.6インチ・コンバーチブルタブレット・タブレット。くるりと180度ツイストしてタブレットに早変わり。キーボードドックを使うタブレットと違って、持ち上げたまま手短に変形できるメリットがあります。

薄さ22mm。USB3.0ポート×2基やDisplayPortを搭載しており、やはりタブレットよりもインターフェースが豊富。

米軍調達基準(MIL-STD-810G)に適合しており、115,000時間もの品質テストをクリアしているそうです。約1.4kgなのでタブレットとしては少々重いですが、キーボードが付いているため当然ってところでしょう。

HP ProTablet 610 G1

Atom Z3000シリーズ搭載の10.1インチ・フルHDタブレット。約652gなので楽々携帯が可能。公称では約8時間30分のバッテリ駆動だそうです。「スマホは画面が小さい!」とストレスがたまっているなら、そろそろタブレットPCに移行ですね。

HP Pavilion 11-h100 x2

一台二役の11.6インチ・ハイブリッドノート! キーボードドックから切り離せばタブレットPCになる製品。広視野角のIPSパネル、デュアルスピーカー搭載 、Atom Z3000シリーズと同じのSilvermont設計Celeron N2000シリーズを搭載し、 高精細動画をスムーズに再生できるパフォーマンスがあります。

さらに耐久性のあるHP Imprintで塗装されています。Imprintはこの製品以外でも多々見られます。当サイトのHP Pavilion 11-h100 x2詳細レビューも参考にどうぞ。

うんちく。HP Imprint(インプリント)とは

日本ヒューレット・パッカードボディ成型時に、デザインを加えたフィルムに樹脂を流し込み転写させる技術(成形同時加飾転写システム)。
これにより、すぐに傷がついたり、はげてしまうことがない。最終工程で表面塗装する一般的なPCに比べ、綺麗なプリント面を長期間保てる。この技術を提供しているのが日本の老舗企業「日本写真印刷株式会社(NISSHA)」で、工業製品の素材加工で世界的に評価が高い。

HP ENVY17-j100 Leap Motion SE

世界初のLeap Motionコントローラー内蔵ノートパソコン。Leap Motionコントローラーによって、タッチディスプレイやマウスに触れずに、空中にある手や指の動作(ジェスチャー)を認識して操作できます。

パームレストの右側にLeap Motionのカメラがあり、操作はこんな光景になります。パームレストに手を置いてしまうと反応しないため、常に宙に浮かせた状態をキープします。ゲームをプレイしてみましたが、なんとも新感覚。でも、肩が凝って長時間は厳しいです。

Leap Motionは2つの赤外線3Dカメラで映像を捉えて認識するシステムで、キネクトの200倍の感度があるらしいです。しかも両手や10本の指を認識する高い精度を持っています。このような操作インターフェースを「ナチュラル・ユーザー・インターフェース(NUI)」といい、マイクロソフトも研究開発に乗り出しているらしいです。しか~し、Leap Motion対応アプリでないと反応しないんです・・・。とりあえず今後の展開が気になるところですね。

このENVY17-j100 Leap Motion SE は、17.3インチ・ハイパフォーマンスノート。アルミボディ、バックライトキーボード、4スピーカーとサブウーファー、ストレージベイ2基、指紋認証機能付きなどプレミアムな構成となっています。Leap Motion以外にも魅力ある製品ですので、もっと詳しく知りたい方はENVY17-j100 Leap Motion SEレビューもご覧ください。

HP EliteDesk 800 G1 DM

レビュー兄さん的にビビっときたのが、EliteDesk 800 G1 DMです。
業界最小クラス!容量約1.05リットル、幅34mmという超コンパクトデスクトップ機。約1.3kgなので、気軽に持ち出すことができます。「モバイル・デスクトップPC」なんて新ジャンルができそうですね。ワイヤレスキーボードを使えば(場合に応じてどかせれば)、ミニノートパソコンよりも設置スペースが少ないです。一般的なスリム型パソコンの1/12のサイズだそうです。


まるでインターネットのモデムみたいな存在感。「どうせ、Atom搭載機なんだろう」と侮っていたところ、実はデスクトップ用のCPUを搭載していました。CeleronやPentiumのショボCPUだけでなく、Core i3-4130T、Core i5-4570T といった中位CPU、そして Core i7-4765Tが搭載できます。

Core i5-4570T 、Core i7-4765Tは内蔵GPUが「インテル HD グラフィックス 4600」なので、内蔵GPUとしてはかなり強力なグラフィックパフォーマンスです。Core i5-4590T(内蔵GPU:インテル HD グラフィックス 4600)を搭載したPavilion 22-h140jpでは、ストリートファイター4ベンチマークにて(HD解像度のウィンドウ表示で)53.34 FPSもありました。

つまり、Core i5-4570T かCore i7-4765Tを搭載すれば、ストリートファイター4がHD解像度で快適に遊べるほどの性能を持ち合わせています。CeleronやPentium搭載で予算を抑えるのもいいですが、高いパフォーマンスの要求にも応えられるところがいいですね。

小さいくせに豊富なインターフェース

前面にUSB 3.0×2基、背面にUSB 3.0×4基あり、USB3.0端子を計6基も持つ。モニタ出力にはDisplayPort×2基 + VGAポート ×1基あり、3画面出力も対応しています。

内部構造も見せていただきました。この実機では500GB HDDを搭載しており、たっぷりと保存できます。さらに速度重視なら128GB SSDの搭載も可能。なお、このように横置きも可能。

80 PLUS「GOLD」認証電源

外付け電源として使う65W ACアダプターは、最高87%以上の電源効率が保証されている80 PLUS「GOLD」認証。
※80 PLUSとは、ECos Consulting社やEPRI(米国電力研究所)が管理している認証プログラム

メーカーPCで80 PLUS「GOLD」認証とは珍しいパターンですね。HPサイトによると、SSD搭載時なら通常消費電力8W以下だそうです。HDD搭載時では10Wのようですが、この通常消費電力というのはアイドル時(待機時)の消費電力だと思います。

VESA規格対応

VESA規格に対応しているので、液晶モニタのモニタアームを取り付けられる場所にEliteDesk 800 G1 DMを取り付けることができます。つまり一体型パソコンのように使えます。※オプションの専用「モニターマウントキット」が必要。

VESAというのはPC関係の規格を策定する業界標準化団体のことですが、VESA規格のモニタはこのようにモニタアームが取り付けられます。この機構を利用してEliteDesk 800 G1 DMを取り付けるのです。

拡張性はゼロですが、「本格的なゲームをやらないなら、スペック的にほとんどのユーザーはEliteDesk 800 G1 DMでいいじゃないか」と思わせる製品でした。

ENVY 700-360jpとPavilion Slimline 400-320jp

構成次第ではローエンドにもハイエンドにもなるHP ENVY 700シリーズ。ストレージベイ3基装備など拡張性が高く、工具レスでドライブが換装できるなど中級者向け製品。当サイトでは夏モデルであるENVY 700-360jpをレビューしています。

スリム型のPavilion Slimline 400シリーズは、スリムでありながら拡張スロット(PCI Expressスロット)を4基も実装するというなかなかの製品。当サイトでは夏モデルであるPavilion Slimline 400-320jpをレビューしています。

東京生産(MADE IN TOKYO)ってなんだ?

HPブースに展示されていた製品に多々、MADE IN TOKYOのシールが貼ってあります。HP(ヒューレット・パッカード)のパソコンを購入するメリットとして、この東京生産(MADE IN TOKYO)があります。

この東京生産(MADE IN TOKYO)というのは、「東京都昭島市のHP昭島工場で生産されている」ということです。 東京といっても都心ではなく、かなり西寄りでややローカルな場所。米軍横田基地(福生市)の近くです。

MADE IN TOKYO(東京生産)のメリット として、この4点が挙げられます。

その1: カスタマイズ注文でも「5営業日納品」という早さ

あれこれカスタマイズ注文しても早く手元に届くのは、東京生産によるものです。「5営業日納品」という早さを実現しています。※海外生産だと10営業日というのが一般的

その2: 輸送リスク削減で、故障発生率を低減

PCの初期トラブルは、輸送中の振動や衝撃などが原因になることが多いと言われます。そのため、HPは1999年から日本生産を決断し、ISO9001の認定を受けた昭島工場で生産。海外からの遠距離輸送のリスクがなくなり、故障率では1999年と比べて2010年では1/4に低減しています。

その3: 要望のフィードバックが早い

ユーザーの要望などがあり、工場に反映させなくてはならない事柄があると、生産拠点が東京であるためフィードバックが早いというメリットがあります。また日本人によって組み立てられているのも起因しています。

その4: 国内生産なので、雇用・税金など経済面で日本に大きく貢献

生産拠点など海外に逃げない姿勢で、日本人の雇用、税金など経済面で日本に大きく貢献しています。

東京生産の歩みとして2007年には個人向けデスクトップPC、2010年に一体型PC、2011年にノートPCの東京生産がスタートしました。HPの製品すべてが東京生産ではないようですが、現在では多くのモデルが東京生産です。

約1分でhp-PC1台を組み立て実はレビュー兄さん、2011年9月にHP昭島工場の見学をしています。ここで紹介すると長くなるので、気になる方はHP昭島工場見学レポートをご覧ください。

リンクシェア・フェア2014のHPブースの紹介はここまでにして、次はメインであるENVY Phoenix 810-290jpをレビューします。ちょっと休憩を入れてからでもお読みください。

コア層の垂涎の的、水冷式最高峰モデル HP ENVY Phoenix 810-290jp

HP ENVY Phoenix 810-290jpは上位クラスのCPUとグラフィックカードが搭載できるため、本格的な3DゲームやフルHD動画編集などに適した上級者向け製品です。強力な冷却機能を持つ水冷式であるため、長時間の高負荷でも安定した動作と静音性が期待できます。

前モデルにENVY Phoenix 810-190jpがありますがプラットフォームに違いはありません。(Ivy Bridge-E設計でインテル X79 Express チップセットを採用)。つまり、カスタマイズリニューアルです。

なお、過去にENVY Phoenix 810-180jpというのがありましたが、そちらはHaswell設計(インテルZ87 Express チップセット)のプラットフォームです。ENVY Phoenix 810シリーズとして、同じ筐体デザインであっても、技術的なプラットフォームが異なることが多々あります。

ENVY Phoenix 810-290jp画像

レビューしたENVY Phoenix 810-290jpの構成

  • Windows 8.1 Pro Update (64bit)
  • Core i7-4960X Extreme Edition (3.6 GHz~4.0GHz)
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz)
  • NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)
  • 1TB SATA HDD(7200回転) × 2台 + 128GB SSD

2014年7月時点の調査情報になります。最新情報は上記リンクのHPサイトにて!

レビュー実機は購入品ではなく、お借りしたモデルです。イベントのHPブースでレビューするには限界があるため、自宅でじっくり吟味します。まずはENVY Phoenix 810シリーズの筐体デザインをチェックしてみましょう。

レッドイルミネーションで輝くボディ

HP ENVY Phoenix 810シリーズデザインとイルミネーション
ハイエンドらしく、起動時にはレッドLEDのイルミネーション演出が楽しめます。イルミネーションは、「光学ドライブの下、フロント最下部、シースルー窓から見えるラジエータファン」の3箇所にあります。

赤LEDが光る
ラジエータファンのイルミネーションでは、光が揺らめくので眺めていて楽しくなってきます。

hpのエンボス加工ロゴ
左右側面パネルに計4箇所の通気口が施されており、ハイエンド機ならではのエアーフローを感じさせます。

ハイエンド機
ENVY Phoenix 810シリーズのある風景。やや背丈があるもののミニタワー型の範疇であり、設置しやすい筐体です。ハイエンド機といえば巨体であることが多かったのですが、時代は変わりましたね。

ENVY Phoenix 810シリーズのインターフェース

フロントパネルは光沢ブラック
ENVY Phoenix 810シリーズのフロントパネルはピアノブラック。光学ドライブベイは2基装備しており、右側にあるイジェクトボタンはメッキ加工されています。エントリーモデルは基本的にメッキ加工されない傾向にあるため、上位機種としての差別化を感じます。

インターフェース-ENVY Phoenix 810シリーズ
開閉カバーを押し下げると、メモリカードスロットや前面端子が現れます。

ENVY Phoenix 810-290jpでは前面にUSB2.0端子 × 4基装備、前面にしては数が豊富ですね。
ここにUSB3.0があればなお良かったのですが、天井に2基あるからよしとします。ちなみにENVY Phoenix 810-290jpも「MADE IN TOKYO」です。

最下部のイルミネーション
開閉カバーの状況で、最下部のイルミネーションが隠れたり現れたります。また、アルミプレートのhpロゴ、ENVY Phoenix の印字、採用しているサウンドチューニング技術のbeat audioの印字が確認できます。

天井のインターフェース

ENVY Phoenix 810シリーズの天井メディアトレイ
ENVY Phoenix 810シリーズの天井はウロコ状かつ僅かな谷間になっており、小物が置けるスペース(メディアトレイ)となっています。すぐ側にUSB3.0端子×2基があるため、外付けHDDなどが楽に接続できます。小物の充電にも便利です。

この天井面での装備端子で不便な点があります。端子がユーザーの反対側に向かって装備しているため、やや扱いづらい点があります。端子の位置には目印マークがあるので、それを頼りにすれば扱いに慣れてきます。

電源ボタン
天井面の右端に電源ボタンを配置しており、起動時にはLED点灯します。

レポート実機における、背面インターフェース

ENVY Phoenix 810-190jpのインターフェース
この実機ではグラフィックカードにGeForce GTX 770 を搭載しています。GeForce GTX 770 のモニタ端子は、デュアルリンク DVI-I端子×1、デュアルリンク DVI-D 端子×1、HDMI出力端子×1、DisplayPort×1です。また、TVチューナーカードをオプションで付けることができます。

ENVY Phoenix 810-190jpのインターフェース
背面、マザーボードに直結しているI/Oパネルでは、「7.1ch対応アナログ音声端子、USB3.0 × 2基、USB2.0 × 4基、SP/DIF端子、ギガビットイーサーLAN端子」を装備しています。ハイエンドモデルのプラットフォーム(インテル X79 Express チップセット)のため、当然、オンボードのモニタ出力端子はありません。

サイドパネルの開閉

工具レス
サイドパネルはハンドルネジで留められているので工具レスで外すことができ、容易に内部アクセスすることができます。サイドパネルのエッジには、セキュリティロック・ホールやパドロックホールがあります。

シースルーのサイドパネルENVY Phoenix 810シリーズはハイエンド機ですが、サイドパネルに特別な剛性はありません。一枚板を折り返して強度を高めた設計です。

ENVY Phoenix 810-290jp内部構造

シースルーのサイドパネルサイドパネルを開けたら内部を見て行きましょう。ENVY Phoenix 810-290jpはマザーボードを逆倒立配置しているため、一般的なパソコンと違ってCPUが真下に配置される構造になっています。いわば聖帝サウザーみたいなものです。(※聖帝サウザーって何?って人は、すみません・・無視してください。)

工具レスでメンテンナンス性の高いドライブベイ

インターフェースユニット
2基ある光学ドライブベイ(5.25インチベイ)は、手前のレバーだけでロックできる設計です。光学ドライブベイの下にシャドウベイがありますが、標準搭載のインターフェースユニットに使われています。(前面端子用)

レバーを引くだけでロックが外れるENVY Phoenix 810シリーズ
3.5インチベイ(ストレージベイ)が3基あり、手前のレバーを引くだけでロックが外れ、HDDの換装が簡単に行えます。2.5インチSSDではマウンタを使って搭載されます。

拡張スロット

GeForce GTX 770 とチューナーカード搭載ENVY Phoenix 810-290jpは、「PCI Express x16×2スロット、 PCI Express x1×2スロット、PCI Express Mini Card ×1スロット」を持ちます。これはGeForce GTX 770 とチューナーカード搭載をした状態。PCI Express x16が1スロット空いています。

水冷式ゲーミングパソコンマザーボードはENVY Phoenix 810-190jpと同じと思われます。メモリスロットは4基あるものの、2基はラジエータの奥にあるため物理的に使用不可です。現在はメモリが大容量化しているので、さほど気にする要素ではありませんが、将来性を見込むとちょっと残念な仕様。ミニタワーにこれだけ詰め込むとどこかしら犠牲になるのでしょう。

おなじみのATX電源

ENVY Phoenix 810-290jpでは500Wにダウン自作でもお馴染みのATX電源を搭載。自前の換装も可能ですが、それはメーカー保証対象外ですのでここではふれないでおきます。

ENVY Phoenix 810-190jpのATX電源では600Wでしたが、ENVY Phoenix 810-290jpでは500Wにダウンしています。+12Vが4系統あり、それぞれ10A,18.5A,12A,12Aの出力。1系統の最大をみると18.5Aで、前モデルから+0.5A増えています。総出力を下げた代わりに1系統の最大出力を上げたのでしょうか?(+0.5Aだけですけど)

GeForce GTX 770搭載で500Wはギリギリな感じがしますが、総出力だけで判断するのはナンセンス。ちなみにベンチマーク中のピーク時では270Wの消費でした。ピーク時の使用で54%であれば、ざっくりみて問題無いと思います。

購入前に知っておこう!簡易水冷式CPUクーラーの基礎知識

先述の通り、ENVY Phoenix 810シリーズのCPUクーラーには、メンテナンス不要の簡易水冷システムが採用されています。簡易水冷システムについての基礎知識を解説しておきましょう。

簡易水冷式CPUクーラーの仕組み
水冷式クーラーの基幹となるパーツは、水冷ヘッド、ポンプ、ラジエータ(放熱器)です。簡易式なので水冷ヘッドはポンプと一体化してCPUに密着しており、効率よく熱を冷却液に伝える仕組みになっています。CPUの熱で高温化した冷却液はチューブによって運ばれ、ラジエータと冷却ファンによって冷やされ、再び水冷ヘッドへ循環されます。

水冷と言っても、実際にはラジエータを冷やすのは空冷ファンであり、ファンレスというわけではありません。しかし、「熱輸送能力が空冷式よりも高く、PCケース内の温度に影響されにくい」 というメリットがあります。

簡易水冷式の消費電力は、ポンプ動作の分、アイドル時では空冷式と比べて若干増えると言われます。しかし、高負荷時では高速回転せざるを得ない空冷式と違い、簡易水冷式は安定しているため消費電力が比較的少なくて済むと言われます。
とにかく「長時間負荷の用途に適している」ということです。

冷却液(クーラント)について

一般的に冷却液は純水に防腐剤を混ぜたもので、クーラントといいます。このような簡易水冷式の場合、密閉度が高いので蒸発はほとんどなく、ユーザーが冷却液を補充することはありません。 特にメンテナンスを気にしなくて気軽に使えます。
※PC知識:本格的な組み立て式では別途タンクが搭載され、蒸発のたびにタンクに補充する必要があります。

カスタマイズ例~CPUは倍率ロックフリー

レビュー時点でのカスタマイズをピックアップすると、CPUはすべて倍率ロックフリーのCPUです。メーカー保証対象外ですが、オーバークロック設定が可能です。そしてグラフィックカードはGeForceGTX 760、GeForce GTX 770の2点。

ただ、GeForceGTX 760のビデオメモリが1.5GBとあるので、これはリテール品ではなくメモリバス幅192-bitにスペックダウンしたOEM版ではないかと推測されます。(※リテール品ではビデオメモリが2GBあります)
ENVY Phoenix 810-290jpは最高峰モデルであるため、コア層からすればちょっと文句言いたくなるですね。ただしGeForce(R) GTX 770 ではリテール品と同じなので、コア層ならやはりGeForce(R) GTX 770を選ぶべきでしょう。

osはWindows
  • Windows 8.1 Update (64bit)
  • Windows 8.1 Pro Update (64bit)
CPUカスタマイズ
  • Core i7-4820K プロセッサー 3.70GHz-3.90GHz
  • Core i7-4930K プロセッサー 3.40GHz-3.90GHz
  • Core i7-4960X プロセッサー エクストリーム エディション 3.60GHz-4.00GHz
グラフィックカスタマイズ
  • NVIDIA(R) GeForce(R) GTX 760 (1.5GB/ GDDR5)
  • NVIDIA(R) GeForce(R) GTX 770 (2GB/ GDDR5)


ベンチマークテスト

ENVY Phoenix 810-290jp画像

レビューしたENVY Phoenix 810-290jpの構成

  • Windows 8.1 Pro Update (64bit)
  • Core i7-4960X Extreme Edition (3.6 GHz~4.0GHz)
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz)
  • NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)
  • 1TB SATA HDD(7200回転) × 2台 + 128GB SSD

Phoenix 810にCore i7-4960X Extreme Edition搭載
搭載しているCore i7-4960X Extreme Editionは6コア実装12スレッド動作。GeForce GTX 770 は、シェーダー数が1536基もあるハイエンドGPU。

CINEBENCH R10のレンダリング
12スレッドのレンダリング風景には圧巻!CINEBENCH R10のレンダリングを24秒で完了

シースルーのサイドパネルCore i7-4960X Extreme Editionはオーバークロック(OC)可能の倍率ロックフリー。OCはメーカーの保証対象外ですが、一部のベンチマークテストで試してみました。小心者なのでリスクの低い41倍で試しています。OCはUEFIから設定可能で、Core i7-4960X Extreme Editionの場合、100MHzが1倍にあたります。(つまり41倍なら4.1GHzで動作させるということ。通常使用では3.6GHzでターボ・ブースト時でも最大4.0GHz)

CPU性能のベンチマークテスト
レンダリングテストのCINEBENCH R10

CINEBENCH R10 

3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできます。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮されます。なお、GPU(グラフィックス)性能の影響はごく僅かしかありません。

レンダリング(OCなし)

処理時間⇒ 24秒

当サイト調べによる比較参考データ1

  • (2014年)Win8.1 64bit + Core i7-4770K + GeForce GTX 770 ⇒ 30秒
  • (2014年)Win8.1 64bit + Core i7-4820K + GeForce GTX 760(192-bit) ⇒ 37秒
  • (2012年)Win7 64bit + Core i7-3770 + GeForce GTX 660 ⇒ 34秒
  • (2011年)Win7 64bit + Core i7-2600 + Radeon HD 5770⇒ 38秒
  • (2009年)Win7 64bit + Core i7-860 + GeForce GTX 260⇒ 51秒
  • (2008年)Vista 32bit + Core 2 Duo E8400 + RADEON HD 4650⇒ 2分31秒
  • (2006年)XP 32bit + Pentium D 915 + RADEON HD 3650 ⇒ 5分28秒
  • (2003年)XP 32bit + Pentium 4 /3GHz + GeForce 6600 ⇒ 7分36秒

当サイト調べによる比較参考データ2

  • (2014年)Win8.1 64bit + Core i7-4790 + GeForce GT 635⇒ 29秒
  • (2014年)Win8.1 64bit + A10-6700 + Radeon HD 8670D ⇒ 1分08秒
  • (2014年)Win8.1 64bit + Pentium G3220 + HD グラフィックス ⇒ 1分27秒
  • (2014年)Win8.1 64bit + Core i3-4130 + HD グラフィックス 4400 ⇒ 1分03秒
  • (2012年)Win7 64bit + Core i5-3450s + GeForce GT 620 ⇒ 44秒
  • (2012年)Win7 64bit + Core i5-2320 + HDグラフィックス 2000 ⇒ 48秒
  • (2011年)Win7 64bit + Pentium G620 + HDグラフィックス ⇒1分47秒
  • (2010年)Win7 64bit + Core i7-960 + Radeon HD 5870⇒ 46秒
  • (2010年)Win7 64bit + Core i3-530 + HDグラフィックス ⇒1分40秒
  • (2008年)Vista 32bit + Core 2 Duo E8400 + RADEON HD 4650⇒ 2分31秒
  • (2006年)XP 32bit + Pentium D 915 + RADEON HD 3650 ⇒ 5分28秒
  • (2003年)XP 32bit + Pentium 4 /3GHz + GeForce 6600 ⇒ 7分36秒
本格3Dゲームのベンチマークテスト
ライトなゲームのストリートファイター4
負荷レベル:ライト

ストリートファイター4

2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写ですが操作自体は2Dとなっています。登場当時はミドルスペック以上のパソコンが必須でしたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっています。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしています。

1280×720 ウィンドウ表示(OCなし)

AVERAGE FPS 530.22

RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。

1280×720 ウィンドウ表示(全コア ×41倍のOC設定)

AVERAGE FPS 593.36

過去にレビューしたHaswell設計(Core i7-4770K + GeForce GTX 770搭載 )モデルで 571.09という結果があったので、OCなしではそれよりも下の結果となった。Ivy Bridge-Eはスペックそのものが底上げされたとはいえ、基本設計はIvy Bridgeなので、Haswellの前世代というのが拭えない印象。

しかし、Core i7-4960X EEは6コア実装で、HTテクノロジーによって12スレッド動作するし、キャッシュメモリが15MBというモンスター級。これが生かせるような処理では、圧倒的なパフォーマンスがでるのかもしれない。

1280×720 ウィンドウ表示
当サイト調べによる比較参考データ(過去ハイエンドデスクトップPC)

  • (2014年)Win8.1 64bit + Core i7-4770K + GeForce GTX 770 ⇒ 571.09
  • (2014年)Win8.1 64bit + Core i7-4960X + GeForce GTX 770 ⇒ 533.75
  • (2014年)Win8.1 64bit + Core i7-4820K + GeForce GTX 760(192-bit)⇒456.69
  • (2013年)Win8 64bit + Core i7-4770 + GeForce GTX 660 ⇒ 436.37
  • (2012年)Win7 64bit + Core i7-3770 + Radeon HD 7870 ⇒ 440.47
  • (2011年)Win7 64bit + Core i7-2600 + Radeon HD 5770 ⇒ 223.37
  • (2010年)Win7 64bit + Phenom II X6 1055T + Radeon HD 5870 ⇒ 270.16
  • (2009年)Win7 64bit + Core i7-860 + GeForce GTX 460 ⇒ 292.13
  • (2009年)Win7 64bit + Core i7-860 + GeForce GTX 260⇒ 200.33

1920×1080 フルスクリーン表示(OCなし)

AVERAGE FPS 443.16
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能

ラストレムナントでベンチマーク
負荷レベル:ミドル

ラストレムナント

2009年にPC版が登場したRPG。ロールプレイングなのでアクションゲームほどFPSに左右されませんが、最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲームです。DirectX 10で実施。

1280×720 フルスクリーン表示(OCなし)

AVERAGE FPS 314.41
90 fps以上~グラフィックを最高にしても非常に快適。

1280×720 ウィンドウ表示(全コア ×41倍のOC設定)

AVERAGE FPS 352.06

ENVY Phoenix 810シリーズ比較

借り物ですが、これまで4台のENVY Phoenix 810シリーズをレビューしてきました。きりがないので個々の詳細は省略します。
Core i7-4960X Extreme Editionを搭載したENVY Phoenix 810-290jpにおける、CINEBENCH R1レンダリング処理は、当方レビュー史上で最速です。(2014年7月時点)

シリーズのレビューを通して感じたことですが、ストリートファイター4のベンチマークテストでは、Ivy Bridge-E設計よりもHaswell設計のほうが優位なのかなという印象です。

製品画像 レビューした構成 CINEBENCH R10ベンチマークテスト ストリートファイター4・ベンチマーク
ENVY Phoenix 810-290jp画像

ENVY Phoenix 810-290jp

  • Windows 8.1 Pro Update (64bit)
  • Core i7-4960X Extreme Edition
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ
  • NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)
  • 1TB SATA HDD× 2台 + 128GB SSD
  • ENVY Phoenix 810-290jpレビュー
    2014年7月調査
24秒 530.22
Core i7-4820K-ENVY Phoenix 810-190jp

ENVY Phoenix 810-190jp

24秒 533.75
Core i7-4820K-ENVY Phoenix 810-190jp

ENVY Phoenix 810-190jp

37秒 456.69
Core i7-4820K-ENVY Phoenix 810-190jp

ENVY Phoenix 810-180jp

  • Windows 8.1 (64bit)
  • Core i7-4770K
  • 16GB (8GB × 2)DDR3 SDRAM メモリ
  • NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)
  • 1TB HDD× 2台 + 128GB SSD
  • ENVY Phoenix 810-180jpレビュー
    2014年5月調査
30秒 571.09

ENVY Phoenix 810-290jp購入ポイント

搭載できるCPUが全部倍率ロックフリーであるため、オーバークロック(OC)が楽しめます。しかしATX電源容量が前モデルから下げられたため、リスクが大きくなりました。そもそもOCは保証されませんので、レビュー兄さんとしてはこのENVY Phoenix 810-290jpではOCを推奨しません。しかし、自前で電源を換装する分にはベース機として購入対象になると思います(これも保証対象外)。ENVY Phoenix 810-290jpは水冷式パソコンなので、OCはさておき、長時間のゲームに向いているモデルです。工具レスのメンテナンス性、ドライブの拡張性もオススメどころです。

公式:HPオンラインストア

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