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東京生産(MADE IN TOKYO)のメリット!HP昭島工場の生産

HP(ヒューレット・パッカード)のパソコンを購入するメリットとして、東京生産(MADE IN TOKYO)があります。東京生産の歩みとして1999年の法人デスクトップPCに始まり、2007年には個人向けデスクトップPC、2010年に一体型PC、2011年にノートPCの東京生産がスタートしました。

HPパソコンを購入しよう!HP昭島工場
HP製品のすべてが東京生産ではありませんが、多くのモデルが東京生産です。製品のどこかにそのシールが貼られています。

MADE IN TOKYOの昭島市この東京生産(MADE IN TOKYO)というのは、「東京都昭島市のHP昭島工場で生産されている」ということです。 東京といっても都心ではなく、奥多摩寄りでややローカルな場所で、米軍横田基地(福生市)の近くです。2011年9月に工場見学をしたので、紹介します。工場内の2階会議室にて、見学における注意事項や東京生産について説明を受けました。

HPのPC製造ライン
見学したのはフロア3階のPC製造ラインというところ。PC製造ラインでは、「アッセンブリー、プリテスト、ラン イン、ソフトウェアインストール、梱包、抜き取り検査」の工程で作業されます。これを2シフト体制で昼夜切れ目なく生産しているそうです。

生産能力は1日約6000台。1台あたりの生産時間はデスクトップPCで3~4時間、ノートパソコンで6時間ほどであり、ワークステーションになると最大8時間になることもあるそうです。

東京生産のメリット

HP昭島工場

MADE IN TOKYO

  • その1: カスタマイズ注文でも「5営業日納品」という早さ。
  • その2: 輸送リスク削減で、故障発生率を低減
  • その3: 生産拠点が東京なので要望のフィードバックが早い
  • その4: 国内生産なので、雇用・税金など経済面で日本に大きく貢献

まず、MADE IN TOKYO(東京生産)のメリット として、この4点が挙げられます。

その1: カスタマイズ注文でも「5営業日納品」という早さ

HPによると「2900万通りの豊富なカスタマイズ」があるそうですが、イベントの調査では最大3兆6千億通りのフルカスタマイズがあるとも言っていました。とにかく、あれこれカスタマイズ注文しても早く手元に届くのは、東京生産によるものです。「5営業日納品」という早さを実現しています。※海外生産だと10営業日というのが一般的

その2: 輸送リスク削減で、故障発生率を低減

PCの初期トラブルは、輸送中の振動や衝撃などが原因になることが多いと言われます。そのため、HPは1999年から日本生産を決断し、ISO9001の認定を受けた昭島工場で生産。海外からの遠距離輸送のリスクがなくなり、故障率では1999年と比べて2010年では1/4に低減しています。

その3: 要望のフィードバックが早い

ユーザーの要望などがあり、工場に反映させなくてはならない事柄があると、生産拠点が東京であるためフィードバックが早いというメリットがあります。また日本人によって組み立てられているのも起因しています。

その4: 国内生産なので、雇用・税金など経済面で日本に大きく貢献

生産拠点など海外に逃げない姿勢で、日本人の雇用、税金など経済面で日本に大きく貢献しています。

HPパソコンはこう組み立てられる!PC製造ライン

HPノートのアッセンブリー大型エレベータで組み立てパーツが運ばれ、最初の工程はアッセンブリー(組み立て)から始まります。 アッセンブリー拠点となるLoginStationではオーダーらしき紙があり、バーコードでの読取が行われています。

アッセンブリー(組み立て)

約1分でhp-PC1台を組み立て6mラインの流れ作業で、作業員は7~10人ほどおり約1分でPC1台を組み立てています。

受注生産なのでそれぞれ異なるカスタマイズPCですが、搭載する部品にはバーコード・シールが貼ってあり、徹底したバーコード管理がされています。異なる部品の搭載、または搭載もれがあると、バーコード読み取りでエラーメッセージが表示され、次の工程に進めません。このため、人為的生産ミスは無いそうです。なお、ペーパーレスの環境に優しい生産をしています。

プリテスト(初期動作試験)

次の工程として、組み立てられたパソコンにネットワーク経由で専用ソフトがダウンロードされ、プリテストが行われます。作業員がオーダーID入力とバーコードスキャンをすると、サーバーから必要なシステムをダウンロードする仕組みです。プリテストはハードウェア構成の検査であり、CPUクロックなどのチェックが自動検査と対話式テストで行われます。

※自動検査では、診断プログラムが電気的に比較と認識を行うことで、オーダー構成との一致性を調べる。
※対話式テストでは、 モニタやスピーカから発する指示に従って作業員がテストするだけ。

hpパソコン初期動作試験プリテスト(初期動作試験)にかかる時間は約15~20分ほど。オーダーと違うと作業が進行できないので、生産ミスまま通過することはないそうです。

ランイン(連続動作試験)

hpの連続動作試験プリテストの次には、ランイン(連続動作試験)が行われます。サーバーを介して高負荷テストが行われ、1台1台耐久性がテストされます。ロングランテストと言われ、人手を介さない機能検査です。

ソフトウェア インストール

ロングランテスト後、正常であればOSやアプリケーションがインストールされます。前工程のプリテストで、HDDにソフトウエア構成情報が記録されているので、自動的に必要なファイルをサーバーからダウンロードします。インストールは作業員の判断ではないので、人為的ミスは無いそうです。作業員がすることは、正常に終了したことを確認するだけ。これらの作業時間は約2.5~8時間であり、ワークステーションが一番時間がかかるそうです。 このあと、製品の梱包作業へと進みます。

梱包作業と出荷

バーコード管理によるパソコン箱詰めの前に、製品のクリーニング、外観検査、バーコード管理による付属品員数検査が行われます。その後、赤いラベルが貼られるとローラー台で流され、梱包箱がテープで閉じられます。ラベルは一枚ずつ発行されるので、貼り間違いはあり得ないといいます。そして出荷のため、梱包箱がパレットに載せられます。(パレットとはリフターで運ぶために使う荷役台で、一般的なものは木製)

ダンボール・パレットはhpオリジナルこれは2003年秋から採用したHPオリジナルのダンボール・パレットで、段ボールメーカーと協力開発。廃棄の時ははダンボールとして扱えるので、リサイクルが可能。ダンボールなので尖ったものに対して耐久性がありませんが、耐圧には問題ないそうです。

出荷されたパソコン製品は輸送業者配達店を経由し、購入者に届けられます。Merge in Transitというシステムなので、モニタやプリンタなどを同時購入しても、パソコンと同時に1回で届けられます。以上がパソコンの組立から始まり、出荷までの工程ですが、この梱包された製品から一部抜き出しで「抜き取り検査」が行われます。

抜き取り検査

故障のないHPは抜き取り検査抜き取り検査では、抜き出す製品がコンピュータによって選ばれるそうです。抜き出される製品数は全体の4%が決まりですが、実際は10%ぐらいやっているそうです。抜き取り検査は、プリンタ出力やDVD再生、光学ディスクへの書き込みなどユーザーの使用環境に近いことを行います。手間のかかる検査では地デジチューナーの接続などもあるそうです。

振動試験機で運送リスク無しのhpトラック輸送時の振動耐久を調べる振動試験機があります。時速100kmで1000km走行した(東京から北海道へ輸送した)状態を20分間で再現します。この装置はHP昭島工場だけのもので、同じHPでも海外工場では無いそうです。また、振動試験以外には、漬物石を載せた耐圧検査があるそうです。

以上、カスタマイズ注文しても最短5営業日納品という、HP昭島工場の見学レポートです。注文したHPパソコンがこうして造られてくると知った上で、届くのを待つのも楽しいでしょうね。

公式:HPオンラインストア

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